はじめて見る様なブランド米を、お店で目にすることはございますでしょうか。
新品種の開発が盛んな理由
近年(2019年現在)、各地でお米の新品種の開発が盛んに行われています。
その理由はいろいろありますが、その一部に以下のようなものが挙げられます。
理由1:農家さんの収入を増やすため
国内で一番多く育てられているコシヒカリよりも、「美味しい」、「多く収穫できる」、「病気に強い」、「生産費が安く済む」ようなお米を開発できれば、農家さんの収入増に繋がります。
ただ新品種をできるだけ高く買ってもらえるためには、その新品種が全国ブランドとして、知名度が高くならないといけないので、全国各地でPRやイベントが積極的に行われております。
ただ新品種をできるだけ高く買ってもらえるためには、その新品種が全国ブランドとして、知名度が高くならないといけないので、全国各地でPRやイベントが積極的に行われております。
理由2:暑さに強い品種が必要
コシヒカリが暑さに弱い品種のため、米が実る時期に高温になると、お米の質が落ちやすくなります。
また温暖化の影響で、近年は夏の気温が非常に高い傾向があります。猛暑だった2019年の新潟産コシヒカリの1等米の比率が過去最低となったこともあり、お米の品質維持のためにも、暑さに強い品種が望まれています。
また温暖化の影響で、近年は夏の気温が非常に高い傾向があります。猛暑だった2019年の新潟産コシヒカリの1等米の比率が過去最低となったこともあり、お米の品質維持のためにも、暑さに強い品種が望まれています。
どんな新ブランドがあるの?
ここで、近年の新ブランド米の一部を紹介します。
つや姫
山形県で1998年から開発研究され、2008年に山形県で、2009年に宮城県で奨励品種となったお米です。
- 特徴1:暑さに強い・強風でも倒れにくい。
- 特徴2:ツヤツヤで、甘み・旨みが強く、粘り・柔らかさのバランスが良い。
※「山形県産つや姫」は発売以来9年連続、当店で取り扱う「宮城県産つや姫」は6年連続、食味ランキングで最高ランク「特A」を取り続けています。(2019年現在)
ひゃくまん穀
石川県で2006年から開発研究され、2016年に奨励品種となったお米です。
- 特徴1:収穫量が多い。
- 特徴2:コシヒカリより収穫のタイミングが遅い(農家さんが収穫作業を分散できるメリットあり)。
- 特徴3:大粒しっかりした粒感、粘りが強い、冷めても美味しい。
もし新ブランド米をお店で見かけることがありましたら、お試しで買ってみて、普段のお米と食べ比べてみるのも良いのではないでしょうか。
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