みなさんはご飯を炊く時、どのような水を使用しているか意識したことはありますか?水には軟水と硬水とがあり、ご飯を炊く時にこの2つのうちどちらを使うかでご飯の見た目や味に違いが出てしまいます。そこで今回は、軟水と硬水の両方でご飯の炊き比べを行ってみました!
軟水と硬水ってどんな水?
軟水と硬水は知っていても、どんな水かはあまり知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。軟水と硬水の違いは「硬度」で、硬度とは、お水1リットルに含まれるカルシウムやマグネシウムの量のことです。
硬度の違いがある軟水と硬水。どのようなものが軟水や硬水と呼ばれるのか、また市販の水のうち、どれが軟水でどれが硬水なのか、水道水は軟水と硬水のどちらなのかについて、次からご紹介します。
軟水とは
日本では一般的に、硬度が100未満のものが「軟水」とされ、柔らかい水なため飲みやすいとされています。市販されている軟水のお水ですと、
・いろはす
・アルカリイオンのお水
・クリスタルガイザー ガロン
・天然水
などが、市販されている軟水のお水です。
硬水とは
硬度が100以上のものが「硬水」とされています。市販されている硬水のお水ですと、
・エビアン
などが、市販されている硬水のお水になります。
水道水は軟水?それとも硬水?
普段お米に使う水は水道水を使うという方が多いと思います。そんな水道水ですが、軟水と硬水のどちらかご存知ですか?地域によって違いはありますが、一般的に日本では、水道水は軟水が多くなっています。お住まいの地域の水道水が軟水か硬水か一度チェックしてみて下さい!
実際どちらがいいのか比較してみました!
写真のように、軟水と硬水にわけて、それぞれ炊き比べを行いました。水を軟水と硬水に分ける以外は、全て同じ条件で炊飯しています。
実験の結果、美味しく炊けたのは 軟水 でした!
軟水の方がご飯の色が白く、見た目が良く、美味しいという結果になりました。
軟水の方が美味しくて硬水の方が美味しくない理由は?
軟水のお水の方がお米に浸透しやすいため、柔らかく粘り気がある、色が白いご飯になります。
一方で、硬水の方が化学反応が起こるため、ご飯の色が黄色くなります。また水が米に浸透しづらくなり、ご飯がかたくなってしまいます。ご飯はデンプンが水を吸う事で柔らかくなりますが、硬水に含まれるカルシウムがこの作用の邪魔をしてしまうため、かたいご飯になってしまいます。
まとめ
ここまで、軟水と硬水での炊飯の違いをみてきました。ご飯を炊く時は、軟水を使って柔らかいご飯に炊き上げましょう!
(参考)
Aqua Clara 「軟水と硬水の違いは?メリットとデメリット」
ウォーターサーバー研究室 炊飯のプロに聞いた!美味しいご飯を炊くための水問題
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