お米を洗ったあと、お米に水を吸わせる『浸水』と呼ばれる工程があります。これを怠った場合、米粒の中に水がいきわたる前に米の表面が糊化し、お米の芯まで、熱と水が通り切らなくなります。そこで、実際に浸水時間を変えて炊き比べを行ってみました♪
浸水時間を変えて実験!~条件~
条件 | |
炊飯器 | 浸水機能のない同一の炊飯器 |
お米 | 福井県産コシヒカリ1合 |
水加減 | 200g |
パネラー | 8名(男性2名、女性6名) |
*なるべく炊き上がり時間は同じタイミングで調整 |
このような条件で浸水時間を変えて炊き比べを行ってみました!結果は次のようになりました。
浸水時間を変えて実験!~結果~
浸水時間が長くなるほどお米は軟らかくなりました。味と甘さについて浸水時間のよる差は見受けられませんでしたが、浸水無しの場合にのみ甘味、味が損なわれている結果となりました。総合して浸水時間を1時間したものが一番おいしいという結果になりました。
浸水時間の目安は?
水浸時間の目安は、春と秋が45分、夏は30分、冬は1時間以上が目安となっております。これは水温によって吸水率が変わってくるからです。2時間で飽和状態になりますため長く浸け置く必要はありません。人にもよりますが、硬めが好きなかたは水浸時間なしで炊いたものが美味しいと評価される方もおります。ぜひ一度水浸時間を変えてみてはいかがでしょうか?
*炊飯器によっては水浸時間があらかじめプログラミングされているものもありますのでご注意ください。
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