もちもちしていて、一度食べるとやみつきになっちゃうミルキークイーン!
実は、ミルキークイーンはコシヒカリ同様、様々な県で栽培されています。
そこで、産地で味の違いはあるのか4種類のミルキークイーンを食べ比べてみました!
産地で味は違うの?
同じ品種でも、〇〇産はおいしいなどと言われているのを聞いたことがありませんか?
じゃあ、実際産地で味は変わるのかという問題なのですが・・・・ 変わります!
理由としては、栽培されている土地・気候・水・肥料などによって、
お米に含まれるタンパク質や、マグネシウムなどの含量が変わってくるからです。
そのため、食味や食感にも違いが出てくるというわけです!
4種類食べ比べてみました!
食べ比べ内容
お米:福井県産ミルキークイーン、富山県産ミルキークイーン、茨城県産ミルキークイーン、福島県中通り産ミルキークイーン
パネラー:9人
実験:福井県産ミルキークイーンを基準として食べ比べを実施しました。




結果
項目 | 水分% | 8cc粒数 | 味度点 | |
福島県中通り産ミルキークイーン | 14.7 | 378 | 76 | |
福井県産ミルキークイーン(自社) | 13.9 | 381 | 67 | |
茨城県産ミルキークイーン | 13.6 | 424 | 65 | |
富山県産ミルキークイーン | 13.2 | 373 | 60 |
図①は製品をそれぞれ分析したものになります。
※8cc粒数…8ccの容器に入る粒数。(数字が小さいほど粒が大きい)
※味度点…製品の味を味度メーターによって測定した点数。炊飯時のお米の保水膜を数値化したもので『ツヤ』『粘り』を意味し、食べた時の『口あたり』『舌触り』『歯触り』『見た目』に大きく関係するものです。
特徴としては
・福島県中通り産ミルキークイーンは水分量が多く、味度点が一番高い。
・富山県産ミルキークイーンは粒が大きい。
項目 | 色 | つや | におい | 甘味 | 味 | 粘り | 軟らかさ | 食味点 | |
福島県中通り産ミルキークイーン | 64.6 | 70.8 | 58.3 | 60.4 | 60.4 | 56.3 | 66.7 | 66.7 | |
福井県産ミルキークイーン | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | |
茨城県産ミルキークイーン | 50.0 | 52.1 | 45.8 | 52.1 | 56.3 | 52.1 | 50.0 | 50.0 | |
富山県産ミルキークイーン | 35.4 | 47.9 | 39.6 | 47.9 | 43.8 | 37.5 | 45.8 | 39.6 |
図②はパネラーの方に、福井県産ミルキークイーンを基準として、食味してもらったときの比較です。
食味比較では、福島県中通り産ミルキークイーンがすべての項目において、基準を上回る結果という結果でした!製品分析では、味度点が最も高かったため、食べ比べをした時も、好評でした!
それぞれの食べた感想では、

福島県中通り産ミルキークイーン
・粘り気、ツヤがありモチモチしていて美味しかった
・柔らかくて甘い、あっさりしていて食べやすい
・白くてツヤがある感じで美味しい
・滑らかな舌触り、一番おいしかった

茨城県産ミルキークイーン
・あっさりめ、粒感強め
・柔らかめで食べやすい
・一番硬く感じた
・粘りが強い

富山県産ミルキークイーン
・あっさりめ、粒感強め
・硬い、弾力を感じる
・福井に比べて少し柔らかい
・粘りが強い
さいごに
同じミルキークイーンにも食感や味の違いがあることがわかりました。
今回の結果では、ミルキークイーンの誕生の地である茨城県のミルキークイーンを抑えて、福島県中通り産ミルキークイーンの評価一番が高かったことに驚きました。
お米の味、食感は、細かく言えば、精米方法・保存方法・保存期間などでも変化を与えるので、その影響もあるのかもしれません。ミルキークイーンが気になった方は、ぜひ一度食べてみてください~!
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