アメリカやカナダの小麦の不作やウクライナ情勢などの影響から、輸入小麦のニュースが続いています。輸入小麦は政府が輸入を行い、それを製粉会社などに売り渡していますが、この売り渡し価格が2022年の4月から17.3%引き上げられることが発表されました。農林水産省は、この値上がりの影響で食パン1斤178円から+2.6円値上がりすると試算しています。
食パンを朝ごはんで食べているご家庭も多いので、家庭の負担が増えて心配なニュースですよね。そんな今注目を集めているのが、お米です。では実際、パンとご飯1杯を比べると、どちらが安いのでしょうか。
食パンとご飯1杯どちらが安い?
食パンといっても、何枚切りか、いくらのものかによって差が出てきますが、6枚切りの食パンを値上がり後の180.6円で購入した場合で考えてみます。また、ご飯も当店の福井県産コシヒカリ10kgを基準に、10kg4280円で購入したと考えて計算してみます。
食パン | ご飯 | |
購入価格 | 6枚切り180.6円 | 10kg4280円 |
1食あたり | 1枚30.1円 | 中茶碗1杯28.6円 |
単純にご飯とパンの価格だけで比べると、多少ご飯1杯の方が安い計算になります。または、食パンを2枚食べる!という方もいると思うので、その場合はさらにご飯1杯の方が安くなります。
しかし「朝食」や「昼食」としての1食分と考えるとすると、ご飯は白米だけでなく「おかず」が必要になるので、おかずも含めての価格で考えると、ご飯の方がどうしても高くなってしまいます。ただその分ご飯なら栄養も一杯で健康によいこともポイントが高いです(^^)/
さいごに
輸入小麦の価格は年に2回見直しされていますが、次回10月の見直しではさらに価格が上がることも予想されているようです。いろいろなものが値上がりして大変な時期ですが、こんな時だからこそご飯を食べて乗り切りましょう(^^)/
参考
サクサク経済Q&A「輸入小麦の価格引き上げ、その背景や仕組みは?」
農林水産省「令和4年4月期の小麦の政府売渡価格について」
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